大手ゼネコンの土木業績について(2023年3月期)

未分類

日本の建設業界は、国内外のインフラ整備や土木工事において世界的に高い評価を受けています。その中でも、大手ゼネコンはその信頼性と技術力を誇り、数々の大規模なプロジェクトを手掛けています。ここでは、日本の大手ゼネコン3社の1年間の土木事業の業績についてまとめたいと思います。

鹿島建設(2023年3月期通期決算短信 2023年5月15日)

土木事業の売上高は、大型工事を中心に施工が着実に進捗したことから、前期比11.0%増の3,016億円(前期は2,718億円)となりました。

土木事業の営業利益は、売上高増加に加え、売上総利益率が向上したことから、前期比48.9%増の293億円(前期は196億円)となりました。

土木事業の売上総利益率は9.7%となっています。

2024年3月期の土木事業の売上総利益率は16.1%を予想するとのことです。

大林組(2023年3月期通期決算短信 2023年5月11日)

土木事業の売上高については、円安基調の為替換算の影響などにより海外建設事業で増加したことなどから、前期比2.5%増の4,474億円(前期は4,364億円)となりました。国内土木事業は前期比1%減の3,434億円(前期は3,468億円)、海外土木事業は前期比16.0%増の1,039億円(前期は896億円)です。

土木事業の営業利益は、前期比3.1%増の252億円(前期は260億円)となりました。国内土木事業は前期比9.2%減の217億円(前期は239億円)、海外土木事業は前期比66.7%増の35億円(前期は21億円)です。

土木事業の売上総利益率は5.6%となっています。

大成建設(2023年3月期通期決算短信 2023年5月12日)

土木事業の売上高は、前期比2.1%増の4,232億円(前期は4,146億円)となりました。

土木事業の営業利益は、前期比1.8%増の727億円(前期は714億円)となりました。

土木事業の売上総利益率は17.2%となっています。

2024年3月期の土木事業の売上総利益率は16.7%を予想するとのことです。

まとめ

日本の大手ゼネコンの土木事業の業績(2023年3月期決算短信より)についてまとめました。各社とも増収増益であり、2024年3月期の予想では各社とも利益率が向上するとの予想となりました。他のセグメントに全体の業績は影響されますが、土木事業については引き続き堅調に推移するものと思われます。

コメント

タイトルとURLをコピーしました