水中不分離性コンクリートとは?

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水中不分離性コンクリートとは、高性能減水材や水中不分離性混和材など、特殊な混和剤を加えて材料分離抵抗性を高め、水中でも材料がバラバラになりにくいコンクリートのことを指します。

コンクリートは粒径、粒度、密度が異なり、水で洗われやすい材料で構成されていて、水中に送り込まれる過程、あるいは水中下で周囲に広がる過程で分離しやすいという欠点がありますが、水中不分離性コンクリートでは混和剤により材料分離抵抗性が高められています。

水中不分離性コンクリート打設状況(三井化学産資株式会社HP)

水中不分離性コンクリートの特徴

水中不分離性コンクリートは粘性が高いため、水中落下させても良好なコンクリートの打設ができます。

水中不分離性コンクリートは分離が少ないことから、水質汚濁がほとんど生じず、工事による魚介類への悪影響が少ないというメリットがあります。

また、セルフレベリング性に優れ、自重だけで細かな配筋部にも充填します。

セルフレベリングとは、流し込むだけで均一なレベルを形成する性質(自己水平性)をもつ素材を活用したコンクリート床工事のことです。 コンクリート床の下地調整材にはモルタルが用いられることが多いのですが、職人の熟練度によって平滑さにはばらつきが生じるのが難点です。

水中不分離性コンクリートの施工事例

港湾工事、海洋開発、橋梁工事、河川・ダム工事、道路工事等、さまざまな構造物の水中構造物の構築に用いられています。

水中不分離コンクリートの施工方法

水中不分離性コンクリートは一般のコンクリート設備で製造します。水中不分離性混和剤の添加は、プラント添加と現場添加があり、施工条件に応じて選択できます。

打設については、従来の水中トレミー工法、コンクリートポンプ工法などがあります。

施工上の注意点として、水中不分離性コンクリートは、粘性が大きく、通常のコンクリートの2~3倍の圧送負荷があるため、強制練りミキサを用いるのが原則です。また、練り混ぜ量はミキサの公称容量の80%以下が標準とされています。

また、打ち込み条件に関しては原則として、①静水中、②水中落下高さ50cm以下、③水中流動距離は5m以下とされています。

まとめ

水中不分離性コンクリートについて解説してきました。コンクリートは水中で打設すると材料分離しやすい性質があるため、混和剤を添加することでこれを改善したコンクリートです。

施工事例としては海洋工事や河川工事等、さまざまな場所において施工されています。

施工については、トレミー工法や、コンクリートポンプ工法などがあります。注意点として、練り混ぜ、圧送の際はコンクリートの粘性が高いこと、打ち込みについては ①静水中、②水中落下高さ50cm以下、③水中流動距離は5m以下とされていることに注意が必要です。

今回の記事は以上になります。最後までご覧いただきありがとうございました。

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