WILL工法とは?中層混合処理工法について解説しました

バックホウタイプベースマシンの先端に取り付けた特殊な攪拌翼によりスラリー状の固化材や改良材を注入しながら、固化材と原位置土を強制的に攪拌混合し、安定した改良体を形成する工法です。

撹拌機(WILL工法協会HP)

軟弱な粘性土地盤はもとより、N値30を超える締まった砂質土地盤・砂礫地盤にも対応可能な工法です。また、ベースマシンの選定により、改良深さ13m程度までの中層改良に対応できます。

中層混合処理工法とは

中層混合処理工法とは、粘性土や砂質土などの軟弱地盤を安定した状態にするための軟弱地盤処理工で、表層混合処理工と深層混合処理工の中間に位置し、セメント系のスラリーと原位置土を機械攪拌することで地盤を固結する工法です。

表層混合処理工法は軟弱地盤の範囲があまり深くない(GL-2mまで)場合に採用される工法です。一般的にバックホウを用いて施工されるため、狭小地でも施工でき、さまざまな土質・地盤に適用できます。地盤状況・攪拌状況を目視で確認できる為、作業効率が高く、工期も短くなり、地盤改良の費用を抑えることができます。

深層混合処理工法は、固化材(セメント系スラリー)を地盤に注入し、土壌と撹拌することによりソイルセメントコラムを造成するセメント系深層混合地盤改良工法です。
撹拌翼(枠型複合相対撹拌翼)の先端および側面より吐出された固化材は、様々な土壌と 効果的に混錬・撹拌されることで優れた品質を保つ ソイルセメントコラム を完成させます。

ケーシングの継施工により、最大深度50m程度まで施工が可能です。

表層・中層・深層混合処理工法の違い(兼松サステック株式会社HP)

まとめ

WILL工法および中層混合処理工法について解説しました。WILL工法とは、バックホウタイプのベースマシンに特殊な撹拌翼を取り付け、原位置土と固化材を強制混合する工法です。

中層混合処理工法は表層混合処理工法と深層混合処理工法の中間に当たり、2m~13m程度の施工深度となっています。

原位置土と固化材を混合するという部分は変わらず、施工深度が変わるというイメージで良いかと思われます。

今回の記事は以上になります。最後まで記事をご覧いただき、ありがとうございました。

よろしければ、コメント欄にご質問やご意見を書いていただけるとありがたいです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました